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松井有紀夫の想い

かつて、ドリフトは「危険」「不良」といったイメージが強く、広告等には絶対に使用されませんでした。しかし、現在ではトヨタやメルセデス、BMWなど多くの自動車メーカーのコマーシャルにドリフトが使用されるようになりました。また、本来滑ることがネガティブに捉えられるタイヤメーカーでも、ドリフトのコマーシャルを頻繁に目にするようになりました。これは、ドリフトがきちんと競技として認められ、カッコよさ、躍動感、コントロールといったポジティブなイメージが浸透してきた証拠だと思います。

トヨタ自動車もエコカーやEV車を多く生産していますが、豊田会長が「ガソリン臭くて、燃費が悪くて、音がいっぱい出てね、そんな野性味あふれたクルマが好きです」とおっしゃるように、まだまだそういったクルマが好きな方も多いのではないでしょうか。私はドリフト競技ドライバーとして活動する一方で、自動車メーカー等のTVコマーシャルでヒーローカードライバーとしてドリフトやテールスライドの撮影を行い、また、M2evolutionというクルマ屋を経営しています。人生をクルマに捧げ、幅広い活動でクルマに携わっております。

目標はもっと多くのファンを魅了し、モータースポーツの楽しさを伝え、クルマ文化の繁栄に貢献することです。